幸区の小倉中町内会(土倉護曜会長)主催の防災フェスタが3月4日、小倉神社(幸区小倉)で開催され、近隣住民ら約250人(主催者発表)が参加した。
神社境内に配置された起震車には震度7の揺れを体験しようと大勢の人が列をなした。小倉小3年の佐藤希乃花(ののか)さん、小沢芽育(めぐみ)さん、市川惺之(さとゆき)さんは起震車から降りた後、「大きく揺れたら家の外に出る」「いや危ないからでたらだめ」など、その場で話し合いを始めた。その様子を見た保護者は「子ども同士でこういう話をすることはないと思うのでいい機会になった」と喜んだ。
当日は防災スタンプラリーも実施。土倉会長によると小倉神社から地域の避難所に指定されている小倉小までの最短ルートで「避難所までの道のりを確認してもらいたかった」と狙いを語った。
日本ドローン防災協議会(金井弘年会長)によるドローンのシミュレーション体験も行われた。操縦体験をした佐野禎彦(よしひこ)さん(75)は「人が行けないところにドローンで上から眺められるのは、災害時に有効だと感じた」と語った。