日本庭園の装飾の一つで水滴が反響する音を楽しむ水琴窟が、江川せせらぎ遊歩道の小関橋下流に展示されている。
村越俊之さんが制作
自作したのは同遊歩道の草花の手入れをしているボランティアメンバーで、井田三舞町の村越俊之さん。1月にメンバーの知人からつぼを譲り受け、以前から構想していた水琴窟づくりに着手した。実験を重ね、一定の大きさの水滴を上から落とすことで音が鳴ることを確認。「穴の大きさを変えたりスポンジを使ったり、水滴を作り出すことに苦労した」と村越さん。水を注いでから水滴が落ちる間隔も2、3秒にしたことで心地よい反響音が鳴り響くという。
水琴窟の横には竹筒を置き、誰でも音色を楽しめるよう配慮した。。村越さんは「散歩ついでに耳を傾けて、心を癒す静かなときを過ごしてもらえたら」と話している。