気候も少しずつ暖かくなって、食卓に上がる野菜も少しずつ変わってきています。春の野菜の特徴は、色が鮮やかでみずみずしいこと。横須賀市は1年を通して、多種多様な野菜を栽培している一大産地。これらを「よこすか野菜」と名付けてPRしています。
横須賀市役所での「野菜市」の定期開催、ガイドブック作成、魅力発信動画の公開、料理研究家によるオンライン講座など、そのおいしさだけでなく、地元農家の「プライド」も伝えています。横須賀市は、「よこすか野菜」のブランドをもっとPRしようとこの春、JAよこすか葉山・キユーピーとコラボした「#YOKOSUKAペイザンヌサラダ」を考案しました。今が旬の「春キャベツ」をおいしく食べるレシピとのこと。
- 記者もこれを参考に、よこすか野菜を使った「ペイザンヌサラダ」を作ってみました!
ペイザンヌサラダとは…
フランスの「田舎風サラダ」という意味で、野菜と卵などを盛り合わせたカジュアルなサラダ。横須賀市はフランスのブレスト市と姉妹都市。実は、フランスと縁があるのです。
春キャベツを知ろう!
「#YOKOSUKAペイザンヌサラダ」のメイン食材となる春キャベツ。今ではどの季節でもスーパーでキャベツが並んでいますが、そのなかでも冬キャベツ・春キャベツと呼ばれるものは、時期によって品種が異なります。
春キャベツは文字通り、3月中旬から4月下旬が収穫の最盛期。形が特徴的で、横から見ると外葉は少し縦に伸びていて、半分に割るとまん丸。葉もふわっと巻かれています。食感は柔らかくて芯まで食べられるのが特徴。サラダなど生食にも向いています。
一方で、冬キャベツはずっしりとした扁平型で葉がしっかり詰まっています。加熱すると甘みが増すので、煮込み料理に最適。温暖な気候の三浦半島は春・冬両方のキャベツの産地なのです。
さてサラダづくり!
今回は、新港町の「いちご よこすかポートマーケット」で春キャベツや新じゃがいもを購入!早速、サラダづくりに取り掛かりましょう。
キャベツはざく切りに、新じゃがいもはよく洗ってレンジで3分加熱、ミニトマト、ゆでブロッコリー、ゆでたまご、厚切りのハムを適度な大きさに切ってサラダボウルに。これに、キユーピーの「ペイザンヌサラダドレッシング」をかけるだけ。20分ほどで完成しました。
野菜とタンパク質、メインとしてもしっかりバランスが取れている一品。食べ応えもじゅうぶんでした。ドレッシングは卵が濃厚でチャイブやバジルなどハーブの香りがふわり。酸味があってしつこくなく、野菜との相性もぴったりでした。
横須賀市・JAよこすか葉山とキユーピーのレシピ
https://ja-yokosukahayama.or.jp/syokunou/gochisou/harukyabetu_payzannesalad.html
ペイザンヌサラダは「この食材でなければ」という決まりはなく、卵を目玉焼きや半熟卵にするのもおススメだとか。ベーコン、きのこ、ほかのカラフル野菜を具材にするのも良し。次は、サラダチキンと春キャベツにしようかな…カラフル人参をラペにして合わせてもいいかな…。アレンジのアイデアも広がります。
キユーピーの「ペイザンヌサラダ」特設ページ
加熱で甘み倍増!キャベツづくし
キャベツメニューで、我が家の定番が「焼きキャベツ」。シンプルでたくさん食べられるメニューなので、あと一品困ったな…という時にもお役立ち。作り方も簡単!
お好みの大きさに切って(くし切りがオススメ)、フライパンにオリーブオイルとにんにくを熱して、キャベツを投入。焦げ目がついたら反対に返して加熱。蓋をして蒸し焼きにしたら完成。普段は、シンプルに塩や味噌マヨのほか、ラー油マヨ、ポン酢マヨなどソースを作って食べているのですが、今回はせっかくなので、ペイザンヌサラダドレッシングで。葉も芯も柔らかくて、甘みが口の中に広がります。気づいたらお皿が空になっていました。
残ったキャベツも「春キャベツタンメン」や、しらす和え、浅漬けなどのメニューで食卓へ。あっという間に1個食べきってしまいました!
「よこすか野菜」もっと知りたい!
今回のコラボレシピは、地元で作った野菜をもっとたくさん食べてもらいたいと企画されたもの。ちょっと郊外に出ると畑が広がる横須賀。スーパーにも「地元野菜コーナー」があったり、長井の「すかなごっそ」や新港町の「いちご よこすかポートマーケット」など大きな直売所のほか、街かどには無人の販売所もあります。旬の食材を身近で安く買えるのが横須賀の良いところ。市内では「よこすか野菜」にこだわっている飲食店もたくさんあります。
せっかくなら、食卓でも楽しみたいもの。横須賀市では、「野菜のことを知りたい」「生産者を知りたい」そんな要望に応えてホームページでも発信。生産者自らが紹介する「魅力発信動画」なども視聴できます。