相模原市内で子ども食堂を運営する団体が、持続可能な活動を目指し、連携強化を狙い、「(仮称)さがみはら子ども食堂サミット2023」を開催する。運営者は「自分達が主役となり、情報や課題を共有し、現状を発信する場になれば」と意気込みを語る。
金・人・場所・・・課題・情報の共有
企画の発案者で運営の代表を務めるのは、相武台団地(南区相武台団地)でひよここども食堂を運営するNPO法人ひよこ広場代表理事の佐竹輝子さん。
サミット開催のきっかけは今年1月、市内で子ども食堂を運営する団体を集めた連絡協議会で、各会が抱える「金・人・場所」などの課題を互いに共有し、サポートする場所の必要性を感じたこと。「子ども食堂の運営者は高齢者が多く、自分達の活動で手一杯のところも多い。中にはパソコンやスマートフォンが使えない会もある。代表者の引退や寄贈された食材を受取りにいくためのドライバー不足などで、会の存続がままならなくなる可能性も出てくる。市内の子ども食堂の運営を、持続可能な活動としていくためには、先を見据え、若い人への継承を考えないと。疲弊して、消滅してしまう前に何をするべきか。課題を共有し、問題解決につなげたい」と佐竹さんはサミット開催の意義を語る。
子ども食堂の運営者が主役に
サミットは11月4日(土)、会場はユニコムプラザさがみはら(南区相模大野)で開催される予定。内容は今後、運営委員会で決まっていくが、佐竹さんは「子ども食堂の運営者が主役になり、現状を知ってもらい、サポートしてもらえる場になれば」と語る。
なお運営委員会では今後、夏をめどにクラウドファンディングを立ち上げる予定。SNSを中心に情報を発信し、ボランティアやサポーターなども募集していくという。
サミットに関心のある人は佐竹さん【メール】hiyokohiroba235@gmail.comまで連絡を。