小田原市役所の前庭広場に4月14日から「小田原産木材のベンチ」が設置された。ベンチは、川崎市が取り組んでいる国産木材利用促進を目的とする「川崎市木材利用促進フォーラム」に小田原市が参加する中で、市内の森林や木材をPRすることを目的に制作されたもの。
ベンチの材料は、辻村農園内(市内久野)の枯死したカシの木。伐採した幹(直径1m)の座部をくり抜き、燻蒸処理や大工職人の手作業による加工を施した。
力強い木肌をそのまま生かした、自然の風合いを感じられる仕上がりとなっている。
ベンチは川崎市内のイベント「市役所通りパークレット化プロジェクト」に出展、展示されていた。「多くの人に小田原産木材の温かみや魅力を身近に感じてほしい」と、市役所前庭に移設されることになった。
設置後は誰でも利用可能。また、ベンチに貼付されている二次元コードから制作過程の動画を閲覧できる。