東海道かわさき宿交流館3階の企画展示室(川崎区本町)で、詩人・佐藤惣之助について紹介する企画展が開催中。
川崎が生んだ詩人「佐藤惣之助」
1890年、川崎町砂子で誕生した惣之助。佐藤家は当時「藤屋」という雑貨商を営んでいたが、元々は本陣と呼ばれる宿場の中心地にある大旅館を経営していた。2023年、故郷の宿場町・東海道川崎宿は、起立400年を迎える。惣之助の創作活動は、俳句に始まり、詩や歌謡曲の作詞にまで及んだ。代表曲は『赤城の子守唄』『人生の並木道』『湖畔の宿』など。例年、誕生日の12月3日と命日の5月15日前後に惣之助を偲ぶ企画展やイベントを開催している。
多彩な生涯を紹介
今回は、その多彩な生涯をパネル展で紹介。担当者は「川崎の誇りである惣之助の存在を忘れないでほしいという思いから毎年イベントを開催している」と話し、来場を呼びかけている。
6月25日(日)までの開催で月曜日は休館(祝日の場合は翌平日が休館)。開館時間は午前9時から午後5時まで。入場無料。アクセスは、JR川崎駅から徒歩10分または京急川崎駅から徒歩6分。
問い合わせは、東海道かわさき宿交流館【電話】044・280・7321。