宮前区のどんど焼き<2022年3月4日号>

シェアする
宮前区のどんど焼き<2022年3月4日号>
多くの人が訪れた馬絹神社

正月飾りや書初めなどを燃やし、無病息災や商売繫盛、家内安全を願うどんど焼きが、今年も宮前区内各地で開かれた。コロナの影響もある中、各地で対策をしながら行われた。

古くは江戸時代から行われている馬絹神社では、「歳の神」と呼ばれる石を炎の中に入れる伝統が続けられている。馬絹神社氏子会の田邉英夫さん(90)によると、角松などの縁起物に込められた思いを、石に込める意味があるという。田邉さんが小学生だった昭和初期以前から、歳の神の伝統は続く。「市内ではほとんど見ることがなくなったね」と懐かしむ。この日は奉納された焼き餅も2年ぶりに振舞われ、多くの来場者が、風物詩を楽しんだ。

とんもり谷戸では地元農家や地域団体が主催。年末から手作り正月飾りを地域に販売、環境にやさしいどんど焼きを目指した。地元野菜の販売などもあり、約800人が足を運んだ。平地区でのどんど焼きは一度、担い手不足から中止されていたが、4年前から有志によって実行委員会を結成。新たな地域イベントになっている。

とんもり谷戸のどんど焼き

宮前区観光協会のページへ

住所

神奈川県川崎市宮前区

問い合わせ

宮前区観光協会

公開日:2022-03-04

関連タグ