「関東最大級」とも言われ、担ぎ手や祭り好きの間でも名を馳せるのが、有馬神明神社の神輿だ。重量は1・6トン、高さは4・2メートル。神輿の上についている鳳凰の片翼だけでも1メートル近くあり、四点の担ぎ棒はやっと手が回るほど。関東圏内を中心に、遠く北海道からもはるばる担ぎに来る人もいる。例祭は10月の最初の週末に行われ、町内を渡御。鷺沼駅前では多くの人がその大きさに圧倒される。
今年はコロナの影響で担ぐことはできなかったが、台車でさぎ沼秋まつりに合わせて10月2日、鷺沼駅前に登場した。また前日には、神社に縁日も出て地域の人々が集まっていた。同神社の神輿会・神龍有睦の四代目会長・島田哲也さんは「来年こそ担ぎたいね」と話していた。
区内では他にも神輿が上がる。菅生神社ではお囃子のほか、地域伝統の獅子舞も奉納される。