威徳山影向寺(野川本町)の国指定重要文化財の本尊・薬師如来坐像の中から発見されたという胎内仏、木造女神坐像と木造如来坐像。市内の市民生活や文化、地域風土に根ざして継承されてきた文化財を顕彰・記録する川崎市地域文化財に、2体の像が昨年末に選定された。今回選定された中で唯一の彫刻で、どちらも「薬師三尊像の歴史の一部を語る上で重要である」と評された。像は、特別開帳日などに拝観できる。
新年への思い込め 招福献打会
コロナ禍の影響で取りやめるところが多い除夜の鐘。そんな中同寺では、「招福の鐘献打会」とし、日中に行っている。加藤浩照住職は「以前の夜間に行うものに比べ、子どもや高齢者なども参加できるようになった」といい、開催の意義を満足気に語った。昨年の大晦日当日は、近隣の高齢者施設の利用者や家族連れなど、多くの老若男女が列をつくった。