デイサービス事業などを行う特定非営利活動法人湧和（本町田２１０２-１）の敷地内で現在、１００本を超える季節の花が見ごろを迎えている。なかでもひと際存在感を示すのが、見ごろを迎えているバラ。さまざまな種類のものがところ狭しと並び、施設のスタッフや利用者の目を楽しませている。

　施設の三輪千加映さんは「園内に咲くバラは町田市内在住の庭いじり師・南裕子さんが譲ってくれたもの。バラだけで１００本近くあり、多くの方に見てもらいたいと考えています」と話す。

　そんな三輪さんらの思いもあり、同施設では今月、花壇の一般開放を始めたという。「お庭の開放日」として、水曜日の午前10時から11時までの時間を地域住民らに開放。「初の試み。散策してもらいたい」とする。

　先日行われた初の開放日には、「きれい」と口にしながら楽しむ人たちの姿を目にすることができたといい、「今まで育てた花を見てもらえる機会はなかなかなかった。開放日を通して地域との交流につながれば」と三輪さんは笑顔をみせる。

開放日

　開放は今月のみ。24日、31日（雨天中止）に開かれ、入園無料で事前予約は不要という。花壇を管理する「花壇グループ」のリーダー、金屋宰恵さんは「施設内では花の苗の販売も行う。ぜひバラを見に来てください」と話している。