町田駅前ブレストクリニックで女性医師に聞いてみた「乳がんは乳腺外科の専門医に相談したほうがいいの？」

（PR）

最近、よく目にする「ブレストクリニック」という単語。「ブレスト（breast）」とは、英語で胸、胸部、乳房の意味で、乳腺専門の医院のことです。

「乳房にしこりがある気がする・・・」
「健康診断で精密検査が必要と言われてしまった・・・」
「乳がん検診ってどうやって受けるの・・・」

など、乳房や胸の症状に悩みを抱える女性が、医師に相談できるクリニック。

町田市で乳腺外科の専門医院「町田駅前ブレストクリニック」を開院した女性医師・柴山朋子先生にお話しを伺いました。

女性の９人に１人が乳がんになる？！

　「近年、女性が一生のうちに乳がんに罹患する確率が急激に上がっています。直近のデータでは、９人に１人に。これは、20人女子がいるクラスで2,3人が一生のうちに乳がんに罹患することになります」と話す柴山先生。

画像はイメージです

　近年は、結婚や出産年齢の高齢化や食事の欧米化など、さまざまな要因から生涯で乳がんになる確率が急激に上がっていると考えられています。

　罹患数のピークは40代と60代。子育てなどに忙しく、自分のことに構っていられない世代に多いとも言えます。また、「８０歳を過ぎたから乳がんにならないと信じている方もいます。１００歳になっても乳がんになる可能性はあります」と柴山先生は警鐘を鳴らします。

これは、女性にとって由々しき事態。乳がんについて検診や予防の知識をつけていきたいところです。

「正しい情報」は体験談より専門医から

　がんの診断を受けると、インターネットでいろいろと病気について調べる人が多いようです。そんな時よくあるのは、乳がん患者さんが書いているブログをじっくり読みこんでしまうこと。だけど。

柴山先生が指摘するのは「ブログの患者さんとあなたは違う」ということ。

「乳がんにはそれぞれ性質があり、全てに同じ治療をするわけではありません。
大切なのは、自分のがんについて「正しい情報」を知ること。
医師と情報を共有し、治療法について納得できるまで話し合うことです」

　乳がんには大きく分けて５つのタイプがあり、さらに年齢やステージによっても治療への取り組み方は変わってきます。医師は患者さん一人ひとりの疑問や質問に、具体的な例を挙げて応える必要があります。

だからこそ、乳腺外科の専門医の医師に相談することが大切なんですね。

自身が女性だからこそ共感できる

　とくに、柴山先生が患者さんと話すときに心掛けているのが「その人のバックグラウンドをみる」ということ。

　子育て中や更年期、パートナーの状況など、女性はライフステージによって治療を最優先にできる環境かどうかを考えてしまいがち。「不安な気持ちを抱える患者さんと向き合い、たくさん相談しながら、共に前を向けるようなクリニックを作りたい」と柴山先生。

Youtubeチャンネル「乳がん大辞典」で情報発信

　柴山先生は、乳腺・乳がんに関する情報を発信しているYouTubeチャンネル「乳がん大事典【BC Tube編集部】」の理事の一人。乳がん診療・研究を専門とする医師が集まる団体で、“わかりやすく”“信頼できる”乳がんの情報発信を目指し、2020年７月からスタートしました。

このチャンネルの動画は、乳腺専門医が原案を作成すると、第三者の乳腺外科医が内容を評価。動画にした後に非医療者の後援団体がチェックしており、複数の専門家と非医療者の議論を経て何度も修正し、投稿されています。

患者さんやその家族が知りたい情報を、できるだけわかりやすく、科学的妥当性を保証しながら発信する仕組みをつくり、発信したことが評価され、厚生労働省が主催する「第四回上手な医療のかかり方アワード」で医政局長賞優秀賞を受賞しています。

「気軽に相談に来てほしいし、なんでも聞いてほしいけど、外来で説明するには時間が足りない場合もあります。医師が発信する正しい情報を受け取っていただければ嬉しい」と柴山先生。