<川崎市多摩区> 稲田地区の少年消防クラブが32人で始動!1年通じて防火防災学ぶ

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<川崎市多摩区> 稲田地区の少年消防クラブが32人で始動!1年通じて防火防災学ぶ
結成式に臨んだ第32期のクラブ員の小学生

4地区で順番に 

 第32期「多摩地区少年消防クラブ」の結成式が2023年6月10日、多摩消防署(村上治三郎署長)で実施された。

 多摩区では、区内を稲田地区、登戸・中野島地区、菅地区、生田地区の4つに分け、持ち回りで少年消防クラブの担当を決めている。第32期は稲田地区が担当となった。クラブの運営委員長を務める町田剛さん(65)は「消防署の協力もあり、充実したプログラムになっている。子どものために運営をしっかりとしたい」と話す。

3校から参加

 今期は稲田小と宿河原小、長尾小の3小学校に通う3年生から6年生の児童32人が参加。1年を通じて防火防災を学んでいく。

 結成式の冒頭、リーダーを務める稲田小6年の中易結杏さんに対して村上署長がクラブ旗を手渡した。町田運営委員長は、サブリーダーを務める稲田小6年の藤原彩優さんにクラブキャップを渡した。

 その後、村上署長と町田運営委員長の前で、中易さんと藤原さんが「活動に積極的に参加し、正しい防火・防災知識を学び、火遊びなどによる火災を減らし、地域防災の力となることを目指します」と宣誓した。

誇りと自覚持って

 村上署長は、「クラブの一員として、誇りと自覚を持って、1年間、元気よく、積極的にいろいろなことを学び、体験してほしい。そして、そのことを家族や親戚、近所の人、友達に伝えてもらえたら」と呼びかけた。2023年春に多摩消防団の団長に着任した井口保さんは「大災害は、いつ起きてもおかしくない。さまざまな学びと体験を通じて、成長した顔を見られるのを楽しみにしている」と激励した。

 結成式後は、1回目の活動として、はしご車の乗車体験や消防署内の見学が行われた。

2024年2月まで

 今後、川崎市消防局航空隊(東京都)の視察や地域の防災訓練への参加、出初式への出席など多彩な5回のプログラムが準備されている。2024年2月にクラブ修了式を行う予定だ。

住所

神奈川県川崎市多摩区

公開日:2023-06-30

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