文化と芸術が賑わうまち・新百合ヶ丘を拠点に、豊かな音楽を発信する昭和音楽大学。10 月に開催される本格的なオペラ公演は、声楽・器楽など各専攻が合同で取り組む最も伝統ある公演として、親しまれています。
今回は、2023年10月7日(土)、8日(日)に、同大学が誇るオペラ劇場テアトロ・ジーリオ・ショウワで上演される『愛の妙薬』について深堀していきます!
とびっきり明るくピュアなラブ・コメディ!
珠玉のアリア「人知れぬ涙」でおなじみの『愛の妙薬』。ガエターノ・ドニゼッティによって作曲された、イタリアオペラの魅力たっぷりの名作です。
あらすじ
村一番の美女・アディーナに想いを寄せる純朴な青年・ネモリーノ。募る恋心を打ち明けるも、彼女は振り向いてくれません。色男のベルコーレに惹かれるアディーナに対して、なんとかして恋を実らせたいネモリーノは、怪しげな薬売り・ドゥルカマーラから「愛の妙薬」を手に入れ飲み干しますが…!?
作品を彩る若き精鋭たち
そんな不朽の名作を贈るのは、昭和音楽大学の若き精鋭たち。オーディションで選ばれた同大学出身のソリストと、声楽、器楽の各専攻生による合唱とオーケストラなどが総力を挙げて公演を彩ります。
10月7日(土)キャスト
10月8日(日)キャスト
両日出演
昭和音楽大学管弦楽団・合唱団
世界の第一線で活躍する豪華指導陣
彼らを導く指導陣たちも魅力のひとつ。世界で活躍する豪華な面々が並びます。
演出:マルコ・ガンディーニ
演出は、イタリア・オペラの真髄を活き活きと描き出し、鬼才の名をほしいままにするマルコ・ガンディーニが務めます。スカラ座、ローマ歌劇場などイタリアの主要歌劇場で度々演出しているほか、メトロポリタン・オペラなど国際的にも活躍。近年では、ジュネーヴ、ブダペスト・フェスティバル、エストニア国立劇場、ベネズエラ・エルシステマなど、内外で精力的に活動し喝采を浴びています。
昭和音楽大学では、客員教授として指導にあたり学生からも絶大な支持を得ているほか、大学オペラ公演の演出も数多く手掛け、好評を博しています。
指揮:ニコラ・パスコフスキ
指揮を務めるのは、巨匠リッカルド・ムーティの愛弟子として信頼の厚いニコラ・パスコフスキ。イタリアを中心に多くの主要オペラハウスやオーケストラに登壇してきた実力者です。
大学オペラ公演では、2018年より度々タクトを振り、喝采を浴びています。
公演チケット
【日時】2023年10月7日(土)、8日(日) 14時開演(13時15分開場)
【会場】テアトロ・ジーリオ・ショウワ(小田急線 新百合ヶ丘駅南口から徒歩4分)
【入場料】S席5,500円、A席4,500円、B席3,500円、学生席1,000円(小~大学生、B席のみ) ※未就学児入場不可
【チケット販売】2023年7月19日(水)10:00~
オペラをもっと楽しむ!プレ講座も開講
昭和音楽大学オペラ公演2023の魅力をたっぷりお伝えしてきました。しかしこれだけでは終わりません。昭和音楽大学教授陣によるプレ講座で作品についてさらに知識を深め、大学オペラを120%楽しんでみませんか?
①『愛の妙薬』原作からオペラへ ※開催済み
ドニゼッティが描き出そうとした『愛の妙薬』の世界を講師とともに探ります。
【日時】7月16日(日) 14時開講
【講師】小畑恒夫(昭和音楽大学客員教授)
【会場】昭和音楽大学 南校舎C511教室【申し込み】https://www.tosei-showa-music.ac.jp/calendar/20230716_002080.html
- 担当講師から…
『今回の講座では、まず《愛の妙薬》の原作となったオベール作曲・スクリーブ台本の《惚れ薬》をご紹介します。次にそれがドニゼッティの《愛の妙薬》へどの要素が引き継がれ、どこが新しくなったのか、両者の比較を試みます。オペラは生きものです。それは刺激を受けながら成長します。《愛の妙薬》が歴史のなかで息づくさまを楽しんでいただければと思います。』
②『愛の妙薬』の楽しみ方
作品に登場する表情豊かな登場人物たち。彼らの個性を楽しみながら、物語と音楽の特徴を探求していきます。
【日時】9月17日(日) 14時開講
【講師】森田学(昭和音楽大学准教授)
【会場】昭和音楽大学 南校舎C511教室【申し込み】https://www.tosei-showa-music.ac.jp/calendar/20230917_002095.html
- 担当講師から…
『登場人物のセリフをてがかりに、人物像やドラマの内面に迫って行きます。
イタリア語の字幕から一歩踏み込むことで音楽とのつながりや世界がぐっと広がります。
語学や楽譜を読むのが苦手という方も大歓迎です。同時通訳・副音声的な解説で物語を一緒に楽しみましょう。』
受講料
1回のみ:1,000円 小~高校生無料!
- プレ講座も受講してイタリアオペラの醍醐味をより深く味わってみては?