幸区南加瀬にある夢見ヶ崎動物公園では続々と新しい命が誕生している。5月から6月にかけて、マーコールとホンシュウジカの赤ちゃんが生まれ、すくすくと成長する姿が来園者の目を楽しませている。
野生のヤギ・マーコール
野生のヤギ・マーコールは、現在オス5頭、メス1頭の計6頭の赤ちゃんが元気いっぱいに成長中。2024年には、オスにはコルクの栓抜き状に曲がったツノ、メスにも小さなツノが生え、それぞれを目視で判別することが可能になる。「マーコールの出産には飼育員が介入しないので、出産を目撃した来園者がいるかもしれません」と、鈴木友園長(51)は話す。
ホンシュウジカ
ホンシュウジカは5月27日にオスが1頭、6月17日にメスが1頭生まれた。ツノはオスだけ生え1年に1度生え替わる。背中の白い斑点模様も鮮やかな赤ちゃんシカ。来園者からは「小さくてかわいい」という声が多く届いており、地域の人々は赤ちゃんの成長を見守っている。