鶴牧の夏の風物詩、多摩ニュータウン野外コンサートが7月22日(土)、鶴牧東公園で開催される。新型コロナの影響により3年間中止になっていたが、4年ぶりに開催することが決まった。主催の同実行委員会(河南政晴委員長)は、歴史あるコンサートを継続させたいとの思いで準備を進めている。
同コンサートは鶴牧団地地域に住む子どもたちが通う学童保育の親が実行委員会を立ち上げ、「子どもたちに良質な音楽を届けたい」と1983年に第1回目を開催。2019年の第37回まで毎年、公園の野外ステージで行ってきており、日野皓正さんや木根尚登さん、タケカワユキヒデさんなど著名なミュージシャンが出演してきた。
第38回目となる今回は、多摩ニュータウンで育ち、ミュージシャンとして活躍するShifo(しほ)さんが出演する。また、多摩市のご当地アイドル・6人組ダンスボーカルユニット「ディゼル」も登場。鶴牧中学校吹奏楽部、南鶴牧小学校合唱団も日頃の成果を披露する。
同実行委員会は河南委員長をはじめ6人のメンバーがボランティアで活動している。コンサートは3年間中止に追い込まれたこともあり、昨年、夏から延期し秋に開催しようと動き出したが、再びコロナの感染が拡大し始めたため、やむなく中止にした経緯がある。河南委員長は「今回は何が何でも開催しようと決めた。地元のアーティストが出演するのでぜひ楽しんでほしい」と話している。午後6時開演、雨天中止。2023年度のパルテノン多摩公募支援事業。コンサートに関する問合せは(【メール】tama-yagi-mado@infoseek.jp)