時期折々の山野草が咲く遠藤の「藤沢えびね・やまゆり園」で、「ユリの女王」とも言われるヤマユリが来場者を魅了している。今年は例年より開花が早くすでにピークは越えたが、今週末ごろまでは散策路の一角で優美な姿が見られそうだ。
同園は遠藤の自然景観を後世に残そうと2015年に開園。NPO法人里地里山景観と農業の再生プロジェクトのメンバーらが園内を整備し、毎年4〜8月の期間限定で開園している。
園内に咲く約150種類の山野草のうち、現在花をつけるのが約20種類。レンゲショウマやノカンゾウ、ミツハギ、コスモスなど散策路を巡りながらさまざまな植物が鑑賞できる。同NPO代表の冨田改さんは「派手さはなくとも可憐で『探す楽しみ』があるのが山野草の良さ。自然の中を歩きながら癒しを味わって」と話した。
今期は8月13日(日)まで。開園は午前9時から午後4時。入園料300円。問い合わせは同園【電話】0466・48・8711。