神事や神輿、露店、パレードも
川崎区宮本町の稲毛神社で8月1日(火)から6日(日)まで、例大祭「川崎山王祭」が開催される。恒例の神事や2基の神輿が氏子23町内会を巡る「神幸祭」、数多くの露店の出店を予定している。
8月1・2日
2023年は、新型コロナウイルス流行前とおおむね同じ規模での開催となる。1日午後6時からの前夜祭(宵宮)をはじめ、2日(水)には午前10時から例大祭「川崎山王祭」の核となる最も大切な年に1度の神事を行う。同日午後2時から実施する「古式宮座式」は神奈川県民俗文化財に指定されている。
8月4~6日
4日(金)から6日までは、境内に露店が立ち並び、最終日の6日には『孔雀神輿』と『玉神輿』と呼ばれる2基の神輿が氏子23町内会を巡る「神幸祭」も復活。町を練り歩く道のりでは「神の結婚」「懐妊」「御子神の誕生」の物語が描かれ、独特な神輿の担ぎ方をすることが特徴。午後5時15分ごろからは、「山王ふぇすてぃばる」を開催。市役所通りをいさご通り付近から神社へ向かってパレードを行う。川崎中学校のブラスバンドや川崎市消防音楽隊のカラーガードなどが参加予定。パレードに続く形で宮入行列を行い神輿が神社へと帰る。
川崎の夏の風物詩
川崎山王祭は、江戸時代に「東の祇園」とも呼ばれ、「川崎の夏の風物詩」として地域住民に親しまれてきた。2023年も2022年に引き続き実行委員会形式での開催。2021年12月に発足した同実行委員会は、氏子23町内会や川崎鳶組合、川崎商工会議所、川崎市観光協会、川崎駅広域商店街連合会、氏子青年会などでつくり、川崎区役所や市役所も協力している。