新型コロナ感染症5類に移行に伴う行動制限の緩和を受け、地域の盆踊りや夏祭りが各地で実施されている。長沢自治会でも7月28日と29日の2日間、長沢諏訪社の境内で昨年に引き続き納涼盆踊り大会が開催された。
盆踊り大会はこの地域の風物詩。初日の28日も多くの人出でにぎわった。参道にはかき氷やたこ焼き、焼きそば、ゲームなどの屋台が並び、行列ができた。境内にはやぐらが設けられ、地域の人たちがその周りを囲んで、音楽に合わせて盆踊りを躍る姿が見られた。会場には消毒用アルコールが設置され感染症対策も施し、一方で昨年は禁止された酒類販売が解禁に。大人も子どもも地域のイベントを楽しんだ。
同自治会の米山福吉会長は「こういう子どもたちの思い出に残ることをしていかなければ」と思いを語り、「災害時などはいろいろな結び付きが必要だが、地域の絆が薄れてきている。こうした機会に地域の皆さんに参加していただき絆を深めることで、いざという時に協力し合えるようになれば」と述べた。