遊びの中で考える力や尊重し合う心を育む
高麗山を望む閑静な住宅街にある学校法人ミヅホ学園「黒部丘幼稚園」。西海岸通りから北側の高台にある空気の良い落ち着いた空間で子どもたちを預かっています。
昭和37年、現在の園の敷地内で三浦眞起子先生が自宅を開放して幼児保育を始め、昭和40年に県の認可を受けたのが同園の始まりです。以来60年近くにわたり、「あかるく げんきに のびのびと」を保育理念に掲げ、遊びの中で考える力やお互いに尊重し合う心を育む幼児教育を実践してきました。
三浦深雪園長はこう話します。「幼稚園はほとんどの子どもたちにとって、家庭から離れて初めて過ごす集団生活の場です。人間形成の基礎を作るこの大切な幼児期に、心をゆさぶり意欲を引き出す貴重な経験や活動を通して、“知徳体”各面で伸びる力を育てています」
実践的な学びで生きる力を伸ばす
黒部丘幼稚園では独自の取り組みとして、年長児を対象に月2回の「かきかた教室」を開催しています。講師を務めるのは神奈川県筆友書道連盟の副会長・瀬尾喜舟さん。前園長の代から約30年にわたって、園児たちは鉛筆の持ち方や正しい姿勢を学んできました。
2022年からは平塚市美術館市民ギャラリーで開催される「公募筆友展」に園児たちの硬筆作品を初めて展示。会場を訪れ、自分の作品を見つけた園児たちは「僕が書いたの見つけた!」と笑顔を見せてくれました。三浦園長は「子どもたちの周りに文字があふれる昨今、正しい平仮名に親しんで、それが様々な興味につながれば」と話します。
そのほかにも園児たちは、週1回の「体操教室」で、クラスごとにスポーツクラブの選任コーチの指導のもと、とび箱、マット運動、ボールゲーム、鉄棒などで運動することの楽しさを学び、アメリカ人のベテラン講師による「Rainbow Time」(英語タイム)では、音楽に合わせながら体も動かし、幼児期からネイティブな英語に触れることができます。
また健康な体作りに不可欠な昼食は、曜日ごとにお弁当と給食で分かれます。
- 月・水曜・・・ご家庭からのお弁当
- 火・木・金曜・・・園でのご飯給食
ご飯給食では、安心安全な食器と食材のお弁当が外部のキッチンから届きます。冷凍品不使用、フルーツ以外は火が通っているもの、すべて国産の素材にこだわったお弁当で健やかな心身の成長をサポートします(細かなアレルギー対応はありません)。
感性を育む四季折々の行事
四季折々の行事も同園の特長の一つ。春の親子レクリエーション(5月)、夏期保育でのスイカ割り・プール遊び・お楽しみ会(7月)、運動会(9月)、徒歩遠足(10月)、冬のステージ発表会(12月)、また教職員による劇も園児たちに人気の催しです。
今年6・7月に行われた、黒部丘幼稚園の名物「水遊び・泥んこ遊び」では、園児も先生もずぶ濡れになって大はしゃぎ。自分たちで作ったペットボトルの水鉄砲やスプリンクラーからの水しぶきに夢中になっていました。子どもたちも園庭も泥だらけになるイベントですが、お友だちと全力で遊んだ経験は、子ども時代の大切な思い出になるはずです。
昨年10月には新型コロナ感染対策のため学年入れ替え制で運動会が開催されました。園児たちは日頃の練習の成果を披露し、クライマックスは年長児の組み立て体操。大技「黒部丘キャッスル」で会場は大きな拍手に包まれました。
今年の運動会は4年ぶりに全学年一斉で開催予定。子どもたちも「わくわくドキドキ」待ちきれない様子です。
- 三浦園長は「普段の日の活動はもちろん、行事やイベントを通して、園児たちは他者との協調性や思いやりを学びます。新しいことに挑戦する経験も大切に考えている」と思いを語ります。
預かり保育や未就園児クラスも充実
子育て支援の一環として預かり保育や未就園児クラスの募集も実施しています。
預かり保育
1日保育日 8:00~8:30 14:00~18:00
午前保育日 8:00~8:30 11:30~18:00
長期休暇中 8:00~18:00(日程は年度始めにお知らせ)
※基本100円/h 15時以降の預かりはおやつが出ます。
未就園児クラス「りす組」
年度中に3、4歳になる子ども対象で、親子一緒に参加して本園の様子を知ってもらい、保護者同士の情報交換の場にもなっています。1年を通して月1~2回、不定期の木曜日。午前10:50~11:50の時間で3つの活動(①挨拶、おはなし、製作、歌の時間 ②英語タイム ③身体を動かそう!)を実施します。
- 詳細は下記へお問い合わせを。