「多摩川の風景 絵画展」
宿河原の二ヶ領せせらぎ館で10月31日(火)まで「多摩川の風景 絵画展」が開催されている。
多摩川を描く会が主催、24回目
多摩川流域で絵を描く人が集まり1999年に発足した多摩川を描く会(矢島茂代表)が毎年主催し、今回で24回目を数える。会には60代から90代までの13人が所属。10月の絵画展に向け、各自が絵を描き持ち寄る。今回は11人から11作品の水彩画が並んだ。
高津区の二子橋周辺の豊かな自然を描いたものや上流の御岳渓谷、川辺に集まる鳥、秋の風景など、下流から上流まで多彩な作品が並ぶ。
矢島代表が描いたのは二ヶ領宿河原堰の水がダイナミックに流れていく風景。多摩川から都内まで見えるよう、奥行きを出すことにこだわったという。矢島代表は「登戸在住なので、身近な場所を描いた。青空の下で水がきれいに流れていく様子を表現した」と振り返る。

矢島代表の描いた二ヶ領宿河原堰
親子で展示を鑑賞していた母親の浅野唯さんは「多摩川の気持ちの良い風の音や川の音が聞こえてくるような、生き生きとした作品ばかり。家族で多摩川をよく歩くので、よく見る景色が素敵な絵になっていて驚いた」と感想を述べた。
矢島代表は「メンバーそれぞれが、多摩川で美しい風景だと思った場所を描いている。さまざまな見え方を楽しめる機会。気軽に見に来てほしい」と呼びかけた。
月曜日休館。午前10時から午後4時(最終日は3時まで)。
(問)同館【電話】044・900・8386