旧東海道藤沢宿の蔵や町家などに現代美術を展示する「藤沢今昔・まちなかアートめぐり」が、10月28日(土)から始まった。空間全体を作品として体験する「インスタレーション」の手法を取り入れ、8人の作家が出展。
歴史文化遺産の継承を目的に地元の芸術家らが2010年から開催。今年で14回目を数える。美術家で実行委員会代表幹事の伊東直昭さんは「コロナにウクライナ、パレスチナと、とりとめのない不安や焦燥感が蔓延する中、作品を通じて問題提起をしたい」と話す。
会場は
関次商店パンの蔵・風土、旧稲元屋呉服店、旧桔梗屋、有田家の4カ所。11月19日(日)までの土・日・祝日午前10時30分から午後4時(パンの蔵のみ日月火を除く午前9時から午後3時)。
11月18日(土)には市役所本庁舎でシンポジウムも
11月18日(土)には市役所本庁舎3階会議室でシンポジウムを開く。「遺し、守り、次世代に伝えたい藤沢の景観」をテーマに教育・建築・アートの各分野のパネリスト4人が意見を交わす。午後2時から4時。関連事業として、ふじさわ宿交流館でパネル展示もある。
問い合わせは伊東さん【携帯電話】090・1212・4415。