小田原そば商組合(大垣徹晃組合長)がこのほど、社会福祉法人小田原支援センターが運営する「パン工房 イースト」(小田原市東町)とコラボレーションした特製ラスクを発表した。
同組合は例年、社会福祉施設の利用者を会員店に招待し、新そばを振る舞ってきたがはコロナ禍で中止に。新しい地域貢献の形として、福祉施設と新商品を開発することを思い立ったという。
素材として扱いにくいそばに難航してきたが、出汁を作る際に利用した鰹節に着眼。「これならパンに合う」と企画がスタート。同店で技術指導にあたるパティシエ・有野孝さんのサポートを受けながら完成したラスクは、『返し』と言われる醤油ベースのタレを使用した和風の仕上がり。同店の職員・向川潤さんは「利用者さんが手作業で鰹節から血合を取り除くことで、風味もよくなった」と話した。
11月1日(水)から組合会員店で食事をした人、先着200人へ特製ラスクをプレゼント。パン工房イーストでも200円で販売する。(問)寿庵【電話】0465・22・2862