親子で行きたい…間近でトップレベルのバトルが観戦できる
二足歩行ロボットの格闘技「第27回ROBO–ONE(ロボワン) Light世界大会」が3 月8 日(土)3 月9日(日)に神奈川県・厚木市の厚木商工会議所で開催されます。
その前哨戦ともいえるのが、前週の3月1 日(土)3 月2 日(日)にATSUMO モノづくり&ロボットフェアにてに開催される認定大会。翌日の世界大会への切符をかけた大会です。透明なパイプを駆け巡るユニークな「パイプロボコン・ビッグコーストーナメント」も1 日・2 日で開催。入場無料なので親子やお友達と一緒に、ロボットの世界に触れてみませんか。。
世界大会は南米や香港などからも出場予定
3 月8 日(土)3 月9日(日)の世界大会には南米や香港、韓国など海外からも選手が集う予定で、まさに世界の頂点を競う大会。そして3月1日(土)の認定大会にも実力派選手が全国から集まります。白熱の試合を体感できる観覧席は、何と無料。予約も必要ありません。
1ラウンド3分間の試合は、3回ノックダウンで勝利となります。8角形のリングの周囲からは声援が飛び交い白熱します。
パーツから戦略まで、選手が創る
ロボットはリチウムポリマーバッテリーで動き、選手が操作するもの。様々な規定を守りつつ、各選手がパソコンで設計し、金属を切削装置で切るなどしてパーツを創作します。さらにモーターの数や配線なども自力で構築、みずからプログラムを組んで、決め手の大技を生み出せるのも魅力です。
相手を倒す戦略は無数にあり、いかにそれを形にして動かすか。選手の中には小学生から大人まで様々で、過去の大会では、選手のなかには技術関連の仕事につく社会人や、工学系の大学生などもいました。重さ4㎏の重量級や3㎏ほどのロボ同士によるROBO–ONE(ロボワン) Lightなどのカテゴリーがあります。
素早い移動で相手との間合いを取り、相手を弾いたり、キックなど激しい動きで打ち倒す様子は迫力満点。倒されても、瞬く間に自力で起き上がります。容赦ない戦いは、時に金属製の部品がねじ切れてしまうほど。
なぜ厚木市でロボ世界大会が?
神奈川のほぼ中央にある厚木市で、なぜ国際大会が開かれるのかーー?
実は厚木には熱い「ものづくり」のルーツが脈打っているのです。2013年にロボットの実用化を進める「さがみロボット産業特区」に指定され、これを機に、厚木商工会議所に加盟する企業や行政、そして大学がタッグを組み「あつぎものづくりブランドプロジェクト」(会長は(株)大和ケミカルの中村幹夫氏)が発足しました。
中小企業の技術開発力を育て、地域経済を盛り上げるためには、何より人材を育てなければならない。若手や子どもたちの世代から、ものづくりスピリットを育てようと、プロジェクトでは長年、ロボット開発や大会誘致・開催に力を注いできました。厚木市には大会出場を目指す選手たちが集まるロボットの専門店もあります。
プロジェクトではこれまで、等身大の二足歩行ロボット「ロボコロ」を開発し、PR役のアイドル風ロボットも生まれました。
それだけではありません。市内大学と連携した講演会や研修会、小・中学校でロボットリテラシー教育の授業を行ったり、青少年発明コンクールも開いています。子どもたちに「モノづくり」に興味をもってほしい、熱い思いが源になっています。
ロボットに触ったことがないけれど・・という人でも、試合を観れば、面白さが分かるはず。そして選手たちがこれほどに没頭する理由も。ロボット1体ずつが個性的なので、ぜひ気軽にご来場を!
3月1日(土)ROBO-ONE Light 認定大会
会場:厚木商工会議所
ATSUMO モノづくり&ロボットフェアのコンテンツとして開催
▼二足歩行ロボットによる認定大会
3 月1日(土)はROBO-ONE Light(軽量級)認定大会、3 月2日(日)はROBO-ONE(重量級)認定大会
10:30 ~ 一回戦
16:15 ~ 3位決定戦&決勝戦 ~ 閉会式(表彰式)
▼パイプロボコン・タイムスケジュール
3/1(土)、3/2(日)共通
10:00 ~16:00
※パイプロボコン「メカモグラ」には多くの ATSUMO 会員企業が関わっています。
(北上製作所、市川屋、大和ケミカル、タイヨー、東立加工、厚栄商会)
3月9日(日) ROBO-ONE Light 世界大会
一般社団法人二足歩行ロボット協会主催 会場:厚木商工会議所
詳細は一般社団法人二足歩行ロボット協会ホームページにてご確認ください。