茅ヶ崎にゆかりのある絵本といえば、『くまのこうちょうせんせい』(金の星社発行)。茅ヶ崎市立浜之郷小学校の校長・大瀬敏昭さんは、末期ガンと宣告されるも、自分の姿を子どもたちにありのままに見せ、「命の尊さ」「生きる意味」を教え続けました。『くまのこうちょうせんせい』は、実話から生まれた絵本です。
大瀬先生の「命の授業」と呼ばれた授業の様子や、学校を変えて行く姿は、NHKスペシャル、AERA、朝日新聞など、多くのマスコミで紹介されたそうです。「多くの子どもたちに『命の授業』を受けてほしい…」と、浜之郷小学校で出前コンサートを開いたこともありました。
残念ながら、大瀬先生は2004年1月に帰らぬ人となりましたが、その生き様は、大瀬先生と交流のあったシンガーソングライター・こんのひとみさんと、絵本作家・いもとようこさんによって「命の絵本」に。時を経て多くの子どもたちに読み継がれています。
- 数々の名作を生み出してきた、いもとさんの絵本は、馴染みがある人も多いのではないでしょうか。ぜひ手に取ってみて下さいね。
くまのこうちょうせんせい(金の星社)