【住職に取材レポ】神奈川、横浜・川崎の曹洞宗・寿徳寺住職に聞く、法事をするか悩んでいる人に伝える、法要の意義とは

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【住職に取材レポ】神奈川、横浜・川崎の曹洞宗・寿徳寺住職に聞く、法事をするか悩んでいる人に伝える、法要の意義とは

元和元年(1615)年に曹洞宗寺院として開山し、横浜市鶴見区の矢向、江ヶ崎、川崎市の小倉などの人々の安らぎの場所となっている曹洞宗・寿徳寺。廣瀬良弘住職は、駒沢大学の学長を務めた歴史学者でもあります。

副住職はじめ寺内の僧侶も、修行の後、大学の非常勤講師などをつとめながら、住職とともにお寺を支えています。住職の研究によれば、境内にあるもっとも古い板碑というお墓は、なんと今から600年以上も前の時代のものだそうで、もともとのご本尊は阿弥陀如来さま。途中から曹洞宗寺院として改められたとも考えられ、いまは釈迦如来さまを祀っているそうです。

  • 今回は廣瀬住職に法事・法要などの仏事について聞いてきました。

法事・法要について廣瀬住職に聞きました

法事は人間故にできる尊い修行、感謝のあらわれ。他の動物にはできないことと言われています。法事とは広く仏教行事のことを指します。お盆やお彼岸の行事も法事の一つだそうです。今回は亡くなった方のご供養をおつとめする日のことをとして扱います。

法事のことを追善供養や年回供養、年忌供養とも呼ばれます。亡くなって1年目、一周忌からの法事は「年回」と呼ばれるそうです。宗派や土地の違いにより異なることはありますが、葬式が終わると下記のような順序で法事をおつとめすることが一般的とされています。

忌日法要

以下で紹介する法要は忌日法要 と呼ばれ、亡くなった日を「忌日」とし、忌日から7日ごとに行う法要です。別名と該当する十三仏を併せて紹介します。

初七日(初願忌・不動明王)

亡くなった日を入れて7日目におつとめします。近年では縁の深い方々が集まっている葬式の後におつとめすることもあるようです。

四十九日(七七日忌・大練忌 薬師如来)

亡くなった日から49日目におつとめします。この日のことを満七日、満中陰、七七日とも言うそうです。この四十九日で「忌」が明けて「喪」がとれることから「忌明け」の法事をおつとめします。なお、忌明けの法事を早めて三十五日につとめることもあります。

画像はイメージです

年忌法要

次に紹介するのは年忌法要と呼ばれる、故人が亡くなった命日と同月同日に行う法要です。

一周忌(小祥忌・辺哭忌・益光忌 勢至菩薩)

毎月の命日に対して、1年に1回やってくる亡くなった月日のことは祥月命日と呼ばれています。

三回忌(大祥忌・休安忌・常光忌 阿弥陀如来)

三回忌のほかに、七回忌(休広忌・遠波忌・本光忌 阿閦如来)、十三回忌(称名忌・遠方忌・永空忌・真光忌・寂語忌 大日如来)、二十三回忌(思実忌・円光忌)、二十七回忌(忍光忌)、三十三回忌(清浄本然忌・冷照忌・大然忌・徳光忌 虚空蔵菩薩)、三十七回忌(休広忌)とそれぞれ亡くなった年から数えた祥月命日に法事をおつとめするようです。

また、三十七回忌の後四十三回忌、四十七回忌と丁寧に法事を行い、五十回忌(阿円忌)をおつとめすることが勧めらえていますが、三十七回忌から五十回忌にとんでおつとめすることもあります。さらに丁寧なおつとめだと、五十回忌の後50年毎に法事を行うそうです。

「わかりやすい法要」を行う寿徳寺

寿徳寺では忌日法要と年忌法要の両方を行っています。「わかりやすい法要」を目指す同寺では法要の前に、御焼香の仕方・意味などを説明します。お経も一般の人からするとわかりにくいものですが、代わりに法要の後に必ず法話を開いて、法要の意味や仏教の教えを説明します。また、寿徳寺では檀家でなくとも参加可能な合同法要も定期的に行っています。

寿徳寺は、横浜市鶴見区の鶴見線矢向駅から徒歩13分ほどの住宅街の一角にあります。川崎との市境に近く、川崎駅や武蔵小杉駅からのバス便もあり、バス停から徒歩1分の好立地にあります。また、新川崎駅も近く、タクシーで5分ほど。後々のお参りも考えると大変便利な場所です。墓地も平地にあり、車イスでのお参りも可能です。

住所

神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町14-7

問い合わせ

寿徳寺

電話

045-572-1524

045-572-1524

メールアドレス

jutokujizen@gmail.com

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公開日:2024-01-31

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