全国に現存する運慶作仏像真作18体のうち5体を安置している浄楽寺(芦名2の30の5)で、3月2日㈯・3日㈰に春の特別開帳が行われる。
毎年春と秋に実施され恒例の御開る帳。今年5月末から収蔵庫改修で当面参拝ができなくなるため、「ぜひこの機会にお参りください」と副住職の土川憲弥さんは話す。
当日限定の切絵御朱印や六仏焼香巡り、慶野匡文上人による法話(3日11時から)、売上が能登半島地震の被災地支援として寄付される古着物市、絵画展などを企画。境内では軽食販売のキッチンカーや地場産品がずらりと並ぶ浄楽寺朝市も楽しめる。
時間は午前10時から午後3時。入場自由(拝観料別途・予約不要)。
詳細は同寺☎046・856・8622
淡島神社では流し雛が復活
「淡島様」の名で親しまれ、安産や縁結び祈願でも知られる淡島神社(芦名1の18の29)では、3月3日に祭礼が執り行われる。時間は午前9時から午後5時。
底抜け柄杓の柄に麻を結び奉納する神事(1時30分)、コロナ禍で一時開催を取り止めていた雛人形を船に乗せて沖へ流す神事「流し雛」(3時30分)などを斎行。ほかにも露店が多数出店してにぎわいを見せる。
詳細は同社☎046・856・0707
両者はともに芦名にあり、毎年同時期に開かれていることから、宗教の垣根を越え、今回初めて連携してPRを展開。「どちらもあわせて参拝することで、地域の信仰をより知ってもらえたら」と呼びかけている。