明治21年、島根県出雲大社より相模の地・秦野に分霊された関東の縁結びの大神として知られる「出雲大社相模分祠」(いづもたいしゃさがみぶんし)。
県道62号はだの桜みちからも近く東名秦野中井インターから車で約10分、小田急線秦野駅北口からバス下車徒歩3分。境内入り口向かって正面の大きな鳥居横に佇むソメイヨシノは、毎年多くの人々を魅了します。
縁結び・商売繁盛の「関東のいづもさん」
東日本大震災の発生以来、出雲大社相模分祠で続いているのが「東日本大震災復興祈願祭と大花見会」。例年、桜の見頃に合わせて開催される予定です(桜の開花状況を見て判断するため、現在開催日は未定)。
集められた花見の参加費(1,000円)は、東北地方の被災地に寄付されます。当日は、地域の方々がお手伝いして豚汁が振る舞われるほか、出雲大社相模分祠と日頃ご縁のある秦野市内のお店の品も登場し、賑わいを見せます。
隠れスポット?「千年の杜」
実は出雲大社相模分祠境内には、秦野名水である湧水スポットがあります。境内西側にある「千年の杜」と書かれた石碑が入り口。
この千年の杜は平成19年(2007年)、横浜国立大学・宮脇昭名誉教授による指導のもとシイ・タブなどの照葉樹をはじめヤマザクラなどの樹々が植えられた「ふるさとの木によるふるさとの森」として親しまれています。
緑に囲まれ、ホタルやドジョウ、メダカ等が生息している湧水流れる川辺を歩くとひんやりと感じるほど。
そんな川沿いをしばし散策すると、正面奥にこの千年の杜の守り神であり、縁結びの神や幸福を授ける神として慕われている「龍蛇神」の社が見えてきます。
そんな龍蛇神の社前には、風情ある湧水スポットがあり、多くの人々が訪れる憩の広場となっています。
境内ではペットボトルも販売。名水の里である秦野を感じられる場です。 写真のように社を後ろにし眺める緑の景色は美しいものがあります。県道62号はだの桜みちのお花見ついでに足を運べる憩のスポットです。