歴史と文化を感じながら、桜を楽しめるスポットが秦野市の蓑毛地区。昔ながらの里山の風景が広がる蓑毛地区には、国の登録有形文化財を有するお寺があります。
宝蓮寺が管理する蓑毛大日堂。大日堂は、奈良県の東大寺大仏造営に尽力した行基(ぎょうき)によって、742年(天平14年)に開かれたとされています。
仁王門など国登録有形文化財が点在
大日堂には関連する文化財が数多くあり、「蓑毛大日堂」、「不動堂」、「地蔵堂」、「仁王門」が国登録有形文化財(建造物)に登録されています。
また、宝蓮寺が所蔵する木造五智如来坐像(もくぞうごちにょらいざぞう)のうち、木造大日如来坐像は神奈川県指定重要文化財、木造五智如来坐像は秦野市指定重要文化財となっているほか、木造聖観音菩薩立像(もくぞうしょうかんのんぼさつりゅうぞう)や木造十王像等諸仏(もくぞうじゅうおうぞうとうしょぶつ)、木造二王立像(もくぞうにおうりゅうぞう)なども秦野市指定重要文化財となっています。
迫力満点の木造二王立像が出迎えてくれます。
大日堂の前にはシダレザクラがあるほか、周辺には空高く枝を伸ばしたソメイヨシノが数多く植えられ、秦野市の歴史と文化に触れながらお花見を楽しむことができるスポットとしても親しまれている場所です。
大日堂はクライマーの聖地である「ヤビツ峠」につながる県道70号秦野清川線沿いにあります。散策やドライブがてら訪れたい秦野市の歴史・文化スポットです。
アクセス
- バスの場合:小田急線 秦野駅より『バス』【秦20】「蓑毛行き」で約25分、「蓑毛」下車、徒歩1分。
- 車の場合:仁王門を過ぎてすぐに駐車場(大日堂第1駐車場)あり。
※境内にトイレ等はありませんが、すぐ近くに蓑毛バス停公衆トイレあり。