森林を散策しながら、心も体もリフレッシュできる今話題のアクティビティ「森林セラピー」。「森林セラピーロード」を5コース設け、定期的にイベントを実施しているのが神奈川県秦野市です。
今回、「蓑毛・春嶽湧水コース」をはだのふるさと大使の加藤優さんが体験すると聞き、記者も同行してきました!
出発地は小田急線「秦野駅」。加藤さんと合流し蓑毛へ向かいます。
- 加藤優(かとうゆう)さんのプロフィール
秦野市出身。元女子プロ野球選手。5歳から父親が創設した野球チーム「秦野ドリームス」に所属し野球を開始。2016年~2019年、女子プロ野球チーム「埼玉アストライア」所属。2021年7月23日に「はだのふるさと大使」に就任。
「キャンプには良く行きますが、森林セラピー体験は初めて。森林ヨガも体験できるので楽しみです」と声を弾ませます。
秦野駅北口の4番のりばからバスで出発です。
揺られること約15分、「青年橋」バス停で下車します。
「蓑毛・春嶽湧水コース」のスタート地点である緑水庵に到着しました。
ガイド役は「森林セラピーガイド」で、来訪者に表丹沢の本物の魅力を伝えておもてなしをする「OMOTANガイド」の資格も持つ小泉俊江さん。もう一人は、森林ヨガのインストラクターの山内葵さんです。
まずは準備運動から。しっかりと体をほぐします。
その後はガイドによる「インテイク」。心や体の状況、アレルギーの有無などを確認していきます。
確認が終わったらいよいよ出発です。
風景を楽しみながら、森林セラピーロードを上っていきます。
街を眺めながら風を感じたり、花の香りをかいだり、木の幹に手のひらで触れて温度を感じたり、椿の花に指を入れて蜜を味わってみたり、川のせせらぎに耳を澄ましてみたり…。五感を開き、全身で体験するのが「森林セラピー」の醍醐味です。
満開のミツマタ。四季折々の花を楽しめるのもステキです。
木漏れ日が落ちる散策路を歩きながら、小泉さんから道端に生えている草花の説明を受けます。一人では何気なく通り過ぎてしまう足元の草花に名前がつくことで、知識も得て周りが鮮やかになるようです。
散策の途中では「安息」の時間も。葉が落ちてふかふかの地面にマットを敷き、その上に横になり、しばらく休息…。
寝転がると目の前に広がるのはそびえたつ木々と青空。「すうっと体が地面に沈んで、そのまま寝てしまいそうでした」。
自然と一体化できるのが「安息」なのだそうです。「安息」後は山から摘んできた花付きのクロモジ茶と旬のお菓子でひといき。すっきりとした甘みが体に染みこみます。
ヨガなどのプログラムを体験
散策を再開し、蓑毛キャンプ場に向かいます。森林セラピーでも人気のプログラム「ハンモック」「川の音聴き」「森林ヨガ」を体験します。
いよいよ、加藤さんが楽しみにしていた森林ヨガ体験。山内さんの声に従って深呼吸。心と体をゆっくりとほぐしていきます。
木々に囲まれ、あたたかな日差しの下でのヨガ。じんわりと汗をかくのも気持ち良いです。
木のポーズから、両手をぱっと開いて満開の桜のポーズ!「最高でした!女子プロ野球の選手時代は、運動は『キツイもの』というイメージでしたが、ヨガは運動でも身も心もリフレッシュできたのが新発見です」と大満足の加藤さん。
ヨガのあとはお昼。旬の素材、地の素材を使った「森林セラピー弁当」をいただきました。
蓑毛ベリー園でいちご狩り
帰路に少し寄り道して、蓑毛ベリー園へ。移住してきた園主の今市太郎さんが2023年に開業したいちご狩りができる農園です。
今市さんにいちごの上手な摘み方を教わりながら収穫を体験。摘み取ったいちごは重さを計った後にその場で食べることもできます。
いちご狩りを楽しんだあとは、緑水庵に戻ります。
最後まで花や草に触れ、自然を満喫した加藤さん。楽しい一日となりました。
- 森林セラピーを体験して…
加藤さん「ストレスが洗い流されて元気になれました。知識があるガイドの方と回ることで、もっと自然を楽しめることがわかったので、表丹沢で『森林セラピー』体験ができることをより多くの人に知ってもらいたいです」
表丹沢の観光スポットや遊び、体験などの情報サイト「OMOTAN」もチェックしてみてくださいね。