城下町、宿場町として栄えた小田原。その伝統を今に受け継ぐ「老舗」も小田原の魅力です。今回は、地元で愛され続ける店舗をご紹介。ここでは、珍味・おむすびが楽しめる「小田原六左衛門」をレポートします。 ※掲載情報は2024年3月現在のものです。最新の情報は各店舗にてご確認ください。
戦国時代に小田原へ 御用商人として「鮑大臣」の異名も
初代「市川六左衛門」の名が寺の過去帳にある天正15年(1587)を創業とする老舗の魚商。屋号は「鮑屋」。当時は御用商人として藩内の鮑を一手に引き受け幕府に献上、「鮑大臣」とも呼ばれたそうです。
そして現代まで水産仲卸を継続しながら、新たに水産加工品の製造・販売としてスタートしたブランドが「魚商 小田原六左衛門」です。直営店では、魚商の〝目利き〟こだわりのオリジナル商品が多数並んでいます。
- 18代目当主・市川将史さん。「初代六左衛門の想いを、未来に向けて紡いで参ります」
魚商 おむすび六左衛門 (併設)
魚商が厳選した具材の絶品おむすび(お持ち帰り/イートイン)。
・焼き鮭(270円/275円)…厚い切り身を炭火で炙って香ばしく
・塩辛(270円/275円)……小田原六左衛門の人気№1商品の「王様塩辛」を贅沢に
ほか10品程度
小田原漁港の直営店 さじるし食堂
神奈川県小田原市早川1-4-10
電)0465-20-7977
営)11:00-16:00/年中無休(年末年始除く)
小田原漁港名物のアジとその日おすすめの鮮魚をオリジナルの旨味醤油に漬け込んで、たっぷりと丼に。
大ぶりのアジを使った、外はサックリ、中はしっとりという奇跡のフライ。胡麻みそダレ、ポン酢をお好みで。