羽沢横浜国大駅前の広場で2月から毎週土日に開催されている「ハザワバレーマルシェ」が人気を集めている。
新駅誕生に伴う再開発エリア「ハザワバレー」の名を冠するこの催しは、エリア内のタワーマンション「リビオタワー羽沢横浜国大」の販売を行う日鉄興和不動産(株)が企画しているもの。同マンションの入居が今年2月から始まったのに合わせ、住民の利便性向上やコミュニティ形成の場として実施している。
時間は午前11時から午後5時まで。近隣農家による野菜やパン、総菜の販売のほか、日替わりでキッチンカーが3店舗出店する。
4月末の土曜日、開始時間の11時を迎えると、買い物かごやバッグを手にマンションから現れる人の姿もチラホラ。しばらく経つと野菜やパンを手にした人で会計待ちの行列ができていた。
近くから毎回買いに来ているという女性は普段、自分の娘に保土ケ谷区の上星川や洪福寺松原商店街で買い物を頼んでいるといい「近くにスーパーがないので、実際に商品を見て買えるのはうれしい」とニラや玉ねぎを手にしていた。
日鉄興和不動産の担当者は「居心地の良い空間となるよう、人工芝やイスなども整えている。地元の農家や店舗に協力頂いているので、羽沢横浜国大のまちを知るきっかけになってくれれば」と話す。マルシェは秋ごろまでの開催予定。
秋には複合施設も
今秋には同マンションの低層部に、寺田倉庫(株)による複合商業施設「HAZAAR(ハザール)」の開業が予定されている。