2024年6月で開館30周年を迎える三菱みなとみらい技術館=西区みなとみらい=は、このほど「空・宇宙ゾーン」を新設し、4月26日にリニューアルオープンした。
ゾーン内には、運営する三菱重工グループが開発した新旧のロケット用エンジンの実物が並べて展示され、大きさや構造の違いを体感できる。宇宙飛行士選抜試験で出題された問題や、必要とされる空間認識能力などが試せるゲームに挑戦できるコーナーも新たに作られた。また、ロケットの飛ぶ仕組みや宇宙開発技術の未来を大型シアターやタッチパネルで分かりやすく紹介する。
同館は1994年、地域の人々との交流と科学技術に対する関心の促進を目的に開館した。
担当者は「時代に合わせてリニューアルしてきた。日常では触れることの少ない最先端の科学技術を楽しんで学んでもらえたら」と話している。
6月2日(日)までは開館30周年を記念し、国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の模型の中に「宇宙横断幕」を展示する。宇宙横断幕は、東日本大震災から10年の2021年に、被災地から写真を集めて東北復興の姿と支援への感謝の気持ちを宇宙空間から全世界に発信するミッションで実際に使用されたもの。
午前10時〜午後3時(土日・祝日は4時)開館。大人500円、中高生300円、小学生200円。火・水曜日(祝日の場合は翌日)は休館。