地域の農家の人たちが「周囲の人たちに農業を理解してもらいたい」という思いから発足した「小鮎地区農考会」には、長い歴史があるそうです。
コロナ禍で、育てた蕎麦を「そば打ち」する機会もなくなり、仲田進会長は「地域のお年寄りや子どもたちとの交流も少し減った」といいます。その代わりに今では秋にサツマイモや落花生、里芋を育て地元の農産物の味を地域の人に届けています。また、ひまわりやコスモスの花を育てるなど、景観づくりにも力を入れています。
仲田会長は「荒地で景観を損なうわけにもいかないので、借りている遊休農地の維持管理は大変です。でも、みんなで集まってする作業は、家でのんびり過ごすよりも楽しいですよ」と話しました。
小鮎地区農考会
活動地域:小鮎
会員数:30人
主な活動:発足当初は地域への農と触れ合う機会を設け、そば打ちなどの食事会を開催。コロナ禍で芋ほりのほか、ひまわりやコスモスを植えるなど、景観づくりにも取り組む。
- 毎年、芋ほりに訪れる園児たちの笑顔を楽しみにしています。ひと汗かいた後の仲間とのひと時が、日々の生活にも潤いを持たしてくれています。