浜降祭当日、早朝から次々と浜に到着する勇壮な神輿。迫力ある練り歩きを待つ見物客らに向けて、場内アナウンスを担当しているのがフリーアナウンサー臼井美保さんです。浜降祭の広報活動などを担当する「寒川神社商工奉賛会(坂元誠一会長)」から依頼を受け、昨年から担っています。
臼井さん自身も地元商工業者として同会会員であり、長年にわたり浜降祭と密接に関わってきました。だからこそ、担ぎ手たちの「神輿愛」が分かり、「言葉一つ一つにリスペクトを込めている」と話します。
2023年、コロナ禍を経て4年ぶりに開催された浜降祭。中止されている間に修繕などを行った神輿もあり、「原稿には足りない部分があった」と臼井さん。祭り前日、寒川神社広報宣伝車に同乗し、参加34神社にあいさつ回りをしながら、それぞれの神輿の見どころ等を追加取材。新たな情報を原稿に加え、伝えました。
臼井さんは「今年も、神社や御神輿、担ぎ手、氏子の皆さんの心意気や様子を楽しくお伝えできれば」と話しています。
坂元会長は「臼井さんからは、プロフェッショナルとして仕事に対する情熱と、素敵な浜降祭にしたいという思いをひしひしと感じます。ぜひ会場で各神社、御神輿の特徴や担ぎ手の思い、やり取りなどライブ感を楽しんでいただきたいと思います」とコメントしました。