川崎市全町内会連合会(持田和夫会長)が9月24日、来年度の予算編成に対する要望書を福田紀彦市長に提出した。
要望書は、同連合会が毎年9月に各区の町内会自治会の要望をまとめて市長に提出しているもの。持田会長は「厳しい財政状況だと思うが、当連合会の活動へのご理解をいただきたい」と述べ、福田市長は「継続要望は取り組みを進め、新規についても検討していきたい」と応じた。
交通安全や踏切対策
高津区全町内会連合会の新規要望は▽溝口駅前キラリデッキの魅力向上について▽災害時応急給水拠点の拡充について▽自転車事故防止を目的とした安全講習会の拡充について▽増加傾向にあるシニアカーの安全講習会の実施及び歩道整備についての4件。キラリデッキ整備を機に交流や憩いの場に向けた更なる取組促進や、災害時に高齢者らの負担軽減となる給水拠点拡充が盛り込まれた。高津区が市内で人身事故が多い点や全国でシニアカーの普及が進んでいる点も反映された。
また▽JR南武線踏切内の歩行者安全対策(大山街道踏切)について▽JR南武線久地駅の駅舎橋上化について▽「橘樹郡家跡」の理解促進及び利便性向上について、の3件を継続要望した。