来年に迫る「2025年問題」と将来の「2040年問題」
社会の高齢化に伴う「2025年問題」をご存じでしょうか。
全人口のうち、大きなボリュームを占める「団塊世代」が全て75歳以上となることで、社会にさまざまな影響が起こる問題です。いよいよ来年に迫っています。そして将来に目を向けると、「2040年問題」が控えています。
【2025年問題】
2025年にすべての団塊世代(1947年~49年)が75歳以上の超高齢社会となり、さまざまな分野に影響する問題
・社会保障費(医療費・介護費など)の負担増
・医療や介護ニーズの変化
・経済規模の縮小や多業種での働き手不足など
【2040年問題】
2040年頃に団塊ジュニア世代(1971年~74年)が65歳を迎え、全人口に占める65歳以上が約35%に達することで起きる問題
・社会保障費の更なる増大
・現役世代の急減
・インフラや公共施設の老朽化など
藤沢の「地域福祉のこれから」を語ろう
いつまでも、誰もが安心して暮らすことのできる『福祉のまちづくり』をめざし、藤沢市と藤沢市社会福祉協議会では、11月17日㈰に藤沢市役所分庁舎2階で『第56回藤沢市社会福祉大会』を開催。藤沢市のこれまでの取り組みと、将来の姿や課題、今後必要な取り組みを共に考えます。
藤沢市役所の担当部署の室長が基調報告
午後2時からの基調報告では、藤沢市福祉部地域共生社会推進室の古郡亘幸室長が、藤沢型地域包括ケアシステムのこれまでの取り組みを紹介するほか、藤沢市の2040年のまちの姿と、そこから見える課題を解説します。
《基調報告・登壇者プロフィール》藤沢市福祉部地域共生社会推進室室長 古郡亘幸氏
1992年に藤沢市役所入庁。様々な部署を経験し、保育課長、福祉総務課長を経て2024年から現職。2040年に向けて、地域共生社会の地域づくりや複合的・複雑な相談に対する重層的な支援に日々取り組む。
多彩なパネリスト招き座談会
午後2時30分からは、古郡室長がコーディネーターとなって「座談会」を開催。地域活動に取り組む高校生リーダーから地区社協会長、NPO法人、大型ショッピングセンター店長など多彩なパネリストを招き、さまざまな角度から藤沢市の福祉の未来を語り合います。社会課題への向き合い方、高齢者の居場所作りなど、幅広く地域福祉のあり方を参加者全員で考えます。
【パネリスト紹介】
○藤沢市地区社協連絡協議会/片瀬地区社会福祉協議会
会長 澁谷晴子氏
2017年から片瀬地区社会福祉協議会会長。ふれあい、支えあいの輪を広げるために地域でできることを、そこに住む者ならではの視点で考えています。
○六会いきいきサポートセンター
主任介護支援専門員 丸山嘉代氏
高齢者が住み慣れた地域で健康的に安心して生活できるよう、高齢者と支える人たちをサポートしております。生活や介護に関する色々な相談をワンストップで対応しております。
○特定非営利活動法人laule’a
副理事長 大郷和成氏
リノアではどんな障害があっても“やってみたい!”という本人の想いを実現するためのサポートをしています。
○長後フロンティアプロジェクト
副代表兼高校生リーダー 河岡佑奈氏
2024年4月に発足した高校生、大学生、社会人の30名で構成されている任意団体です。長後を拠点に、SNSでの魅力発信や他団体への協力、イベントの企画や開催など、様々な地域活動を実施しています。年齢や性別に関係なく、お互いを尊重し、主体性や協調性を育みながら活動することを大切にしています。
○(株)イトーヨーカ堂
湘南台店店長 多部田揚啓氏
◇いきいきサポートセンターと連携し「介護イベント」を実施・介護用品、いきいきサポートセンターの認知向上
◇認知症サポーター養成講座の実施
販売本部お届けサービス部マネジャー 東宏之氏
2011年にイトーヨーカ堂初めての移動販売、あんしんお届け便を立ち上げ、2013年には4台まで拡大いたしました。2020年に車両の老朽化もあり、あんしんお届け便に代わる「とくし丸」に移行。お届けサービス部では、セブン&アイホールディングスのラストワンマイル強化施策として、とくし丸をはじめ色々なお届け事業を展開しております。
福祉貢献者の表彰式典も
当日は、地域福祉の向上に貢献した団体、企業などに賞状と記念品を贈呈します。式典当日のプログラムや概要は以下の通りです。なお、参加には事前申し込みは必要です。
直接来場ができない方も、ZOOMによるオンライン参加が可能です。
詳しくは下記アドレスから。
お申し込みはコチラ