旧多摩聖蹟記念館(多摩市連光寺5の1の1/都立桜ヶ丘公園内)で現在、冬季企画公募展「聖蹟KAKIZOME書道展」が行われている。
同館は、明治時代初期に明治天皇が兎狩りなどを目的に4度、連光寺を訪れたことを記念して建てられた洋風建築。初代警視総監や宮内大臣を務めた田中光顕氏が発起人となって、1930(昭和5)年に建築された。
今展は、同館が所蔵する書画のなかから新春にふさわしい作品のほか、田中氏が春の連光寺行幸を思って詠んだ和歌などを展示する。
市民作品も展示
また1月30日からは、多摩市民から募集した書き初めの展示もされる。課題は「大君の御歌に入りし鶯は 高きほまれを音にやなくらむ」など、田中氏作の和歌を1首したためるものなど。
展示は3月2日(日)まで。入館料無料。開館時間は午前10時から午後4時。休館日は毎週月・水曜日(祝日除く)と2月13日(木)、18日(火)、25日(火)、27日(木)。
問合せは多摩市教育委員会教育振興課文化財係【電話】042・338・6883。