「さくら百華の道」の愛称で親しまれている、全長1.6kmの緑道「相模が丘仲よし小道」(座間市)では、64品種多彩のサクラが2月下旬から5月上旬まで、順次バトンタッチされるように咲き競います。大漁桜や椿寒桜といった早咲き桜にはじまり、春と秋に咲く桜「アーコレード」などが楽しめます。
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桜を愛でながら春散歩
車が通らない、バリアフリーの小道なのでゆったり散歩ができます。水飲み場やトイレも設置されているので安心です。
選び抜かれた64品種
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桜と青空の美しいコントラスト
さくら百華の道で楽しめる64種類のサクラは、現在知られているものの中から丈夫に育ち花がきれいで特徴のあるものが選別され、植栽されています。同じように見える花でもそれぞれ個性豊かな表情があり来歴もさまざま。
古くから受け継がれてきた桜や、海外のサクラ愛好家が作り出したサクラまでもが存在します。現在では、220本のサクラが楽しめるようになりました。
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小道の移ろいを見守り続けるソメイヨシノ(左奥)2018年3月24日撮影
サクラを鑑賞しよう「樹形・花形・色」
サクラの樹形は、「傘状、盃状、広卵状、箒状、枝垂れ」と大きく5つに分類されます。
サクラの花形は花びらの数によって分けられます。一重咲き(花弁5枚)、半八重咲き(花弁6~15枚)、八重咲き(花弁20~70枚)、菊咲き(花弁100枚)、一重・八重咲き(一重咲きと八重咲きの混在)。
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相模が丘仲良し小道の歴史がわかるパネルも
花の色は、染井吉野のような淡紅色や白色、濃紅色、黄緑色など色彩豊かです。開花から散るまでに変色するものもあります。一見同じように見えてしまうサクラですが、ちょっとだけ意識して観察してみると、今までとは違うサクラに出合えるかもしれません。
春陽に、ゆっくり、のんびりとサクラ散歩してみませんか?