「薬医門公園」(高津区久本1の5の19)で現在「ひな祭りイベント」が行われている。例年、地元の老人会メンバーらが制作した数多くの吊るし雛などが園内の「蔵」に飾られるこの催し。さて、2025年の賑わいは―?
壁面三方で圧巻ムード
かつて、この地で医業を営んでいた岡家の建造物を整備した「久本薬医門公園」を会場に開催されているこの催し。同園の特徴的な存在として知られる大きな「蔵」を会場に、その内部の構造を活用してひな人形を7段飾りで展示しているほか、地元の老人クラブ「久本長生会」の手芸クラブメンバーらが制作した「吊るし雛」も多数出品。壁面三方がひな祭りムード一色となる光景は圧巻で、今回も来場者を大いに魅了している。
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2025年は吊るし雛の出展を拡充
「ぜひ多くの来場を」
昨今の住宅事情などがら、本格的なひな人形を飾る場所が少なくなっている事などもあり、地元でも屈指の風物詩として親しまれてきたこの企画。コロナ禍による3年の休止を経て2024年、復活を遂げたばかり。「久本薬医門公園管理運営協議会」(【電話】044・833・3560)の持田忠康さんは、2025年も無事に開催に漕ぎつけた事に安堵の表情を浮かべながら「雛飾り以外にも各種手芸作品なども展示しているので、ぜひ多くの方に足を運んでもらえれば」と話し、広く来場を呼び掛けている。
開催は3月3日(月)まで。午前10時から午後3時(土曜・日曜は午後4時)まで。入場無料。