「関東のいずもさん」として由緒ある、神奈川県秦野市の「出雲大社 相模分祠」。千年の杜(せんねんのもり)に抱かれた荘厳な神社は、古くから縁結び、パワースポットとしても知られ、関東一円から多くの参拝者が訪れています。そんな人気の神社へ行く前にチェックしておきたいのが、直営店舗などで販売される四季折々の和菓子。順番にご紹介していきます。
上記地図の下の方に、「和菓子・八雲庵(やくもあん)」があります。こちらが神社直営の和菓子店で、境内からは歩いて5分ほどの場所にあります。

境内から徒歩5分の神社直営和菓子店「八雲庵」
一部商品は境内の「出雲記念館」でも販売していますが、せっかくならお店で手作りの甘味がずらりと並ぶ八雲庵へ行くのがオススメです。和菓子は電話・予約での注文が可能です。
まずは、年間を通じて店頭に並ぶ定番「美保岐餅(みほぎもち)」。長寿と健康を祈る縁起の良いお餅として、高い人気を誇ります。※こちらの商品は八雲庵では正月のみ、境内の出雲記念館でほぼ毎日販売しています
この商品は、天皇家の弥栄を祈って奉献した出雲の「美保岐玉」にちなんで作られた白・赤・青の三色のお餅です。縁結びの地・出雲で作られた縁起のいい品として、結婚式や長寿祝いをはじめとする慶事の贈り物、お中元やお歳暮のギフト、お茶請けなど幅広いシーンで求められています。
ちなみに、お餅の三色それぞれに祈りが込められています。
●白→白髪になるほどに 長寿で ありますように
●赤→顔の血色もよく いつまでも 壮健でありますように
●青→瑞々しく 若返り、若返り ヨミガエリますように
ぜひご賞味ください。
春は「道明寺」「草餅」「桜餅」「三色団子」、端午の節句には「柏餅」
春&秋のお彼岸シーズンには「ぼたもち」「おはぎ」
6月は「水無月」、夏は涼感じる品々

6月に販売される水無月

水ようかん
夏季は他にも、「わらび餅」(抹茶/和三盆)、「葛香酔(くずこうすい)」(いちじく/ゆず)、「ゼリー」(柚子/金柑/白桃/梅)を販売。お好きな商品を詰め合わせにもできますよ!また、ひんやりもちもち、夏に味わう幸福感として「冷やしぜんざい」も手みやげとして人気です。

ひんやりもちもちの冷やしぜんざい
秋の推しは「栗まんじゅう」に、大きな福を招く「むすび大福」

栗まんじゅう

むすび大福
冬に登場!新しい年の「干支最中」
毎年12月頃になると店頭に並ぶのが干支最中。その名の通り、新しい年の干支をモチーフにした最中です。すでに販売を終了した2025年は「巳(へび)」、2026年は「午(うま)」、2027年は「未(ひつじ)」…と続いていきます。年が明けても販売していますが、在庫がなくなり次第終了のため購入はお早めに!
【八雲庵】
- 営業時間/9:30~15:00
- 定休日/水曜日(7~8月は火・水曜日)
- 電話での予約・注文も可
番外編!「御神酒」「赤飯」「のし餅」
出雲大社相模分祠の境内にある出雲記念館では、御神酒を販売しています。また、八雲庵ではお祝い事に用いられる「のし餅」「一升餅」「紅白饅頭」「赤飯」の予約も受付ています(受取は八雲庵・出雲記念館どちらでも可)。
取材まとめ
神社が贈るおいしい品々、いかがでしたでしょうか?参拝のあとに、八雲庵や出雲記念館へぜひ立ち寄ってみてください。
そもそも、出雲大社相模分祠ってどんなところなの?そんな疑問を持たれた方は、こちらの探訪レポートをご覧ください。境内にヤギ?見どころ満載ですよ!!