平塚市出身の画家・原良介さんの企画展「原良介 サギ子とフナ子 光のそばで」が6月14日(土)から平塚市美術館で開かれる。
原さんは1975年に生まれ、2002年に多摩美術大学大学院在学中に「第2回トーキョーワンダーウォール展」で大賞を受賞するなど注目を集め、個展などで活動を続けている。油絵具による一層のみの筆致で描く作風が特徴だ。
今回の企画展には、新作の金目川の風景を取材した「《サギ子》」、土屋の風景を取り入れた「《フナ子》」を展示。いずれも生まれ育った身近な場所をテーマにしているという。会場には、新作と近年の作品をテーマ別に計約75点が並ぶ。
会期に先立ち、5月29日に平塚市役所で開かれた市定例会見に登壇した原さんは「準備期間を1年半ほどいただき、自分が生まれ育った平塚の風景を描いたので地域の皆さんに見てほしい。初期の作品との作風の変化も楽しんで」と呼びかけた。
会期は9月15日(月・祝)まで。開館時間は午前9時30分から午後5時(入場4時30分)。月曜休館。観覧料は一般900円、高大生500円、中学生以下無料。
会期中7月19日(土)、8月24日(日)には「アーティストトーク」を実施。同館展示室2で午後2時から2時40分。申し込み不要、要観覧券。
問い合わせは主催の同館【電話】0463・35・2111。