江の島サムエル・コッキング苑で”100年に一度”と言われる竹の花が咲き、訪れる人の目を楽しませている。
開花したのは、同苑に植栽されている「タイミンチク」。イネ科で、稲穂のように小さな縦長の黄色い花をつけている。

植栽の全体像=同
藤沢市観光課によると、英国の貿易商だったサムエル・コッキング氏(1845―1914)が1882(明治15)年から同地に庭園を造成した際に持ち込んだとされる(諸説あり)。
同苑を運営する江ノ島電鉄(株)の社員が5月28日に開花を確認。見頃の期間は不明としつつ、同課は「珍しい花の開花をぜひご覧下さい」と来苑を呼びかけている。
また同苑のタイミンチクは、1971(昭和46)年に市の天然記念物にも指定されている。