6月3日に逝去した、プロ野球・読売巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督が植えた枝垂れ桜が、座間市入谷西の鈴鹿明神社(古木普総宮司)で青々と枝を伸ばしている。
この木は1994年、「10・8決戦」で巨人が中日を破り、セ・リーグ優勝を決めた記念として、長嶋氏が植えたもの。試合は国民的行事とも言われた。
当時の神社の関係者が長嶋氏とゆかりがあり、境内に本殿を新築したばかりでもあったため、植樹を依頼した。長嶋氏はその後も何度か参拝に訪れたようだ。
植樹から30年ほどが経ち、高さは8mほどに成長。2025年の春も降り注ぐように咲いた。ファンも時折訪ねてくるという。