さがみ湖野外バレエフェスティバル2025が10月18日(土)、19日(日)に県立相模湖公園内に設置される野外特設ステージで開催される。上野水香さん、佐久間奈緒さんらトップダンサーが出演するバレエ公演や、来場者がバレエに親しむことができるさまざまな企画を予定している。
イベントを主催するのは、相模湖地域でバレエを核にした地域活性化を目指す相模湖芸術・文化のまちづくり実行委員会(小川喜平実行委員長)。同会は23年に地域団体や地元企業らで発足。「バレエのまち相模湖」を目指し、将来的には相模湖湖畔に常設の「野外劇場」を建設することを目標に活動を続けている。これまでにバレエ公演や健康バレエ体操などを開催し、地域全体の機運醸成に尽力してきた。
この気運をより高めることを目的に開催されるのが今回のバレエフェス。実行委員会では「一人でも多くの地域住民、子どもたちにバレエの楽しさ、素晴らしさをより身近に体感してもらい、『バレエのまち相模湖』を広く発信し、芸術・文化を活用した地域活性化・観光振興を図りたい」という。
誰もが気軽に
現在決まっている内容は、18日の神奈川県主催によるバレエ公演『ジゼル』全2幕。ジゼル役には上野水香さん(東京バレエ団 ゲスト・プリンシパル)、アルブレヒト役には厚地康雄さん(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 プリンシパル)といったトップダンサーが出演。オープニングイベントなども行われる。19日は実行委員会が主催のバレエ公演『白鳥の湖』第2幕より。主演は佐久間奈緒さん(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 プリンシパル)ら。音楽とバレエのコラボレーション企画、チェアバレエのデモンストレーション&体験なども行われる。さらに、飲食店や物販の出店、地域団体による公演なども予定されている。
イベントの開催が決まり実行委員会では「より多くの地域住民を巻き込んだイベントにしたい」という思いを抱く。今回のフェスは一部のバレエ愛好者だけでなく、老若男女を問わず誰もが気軽にバレエやダンス、音楽の世界を味わえる機会になると考える。さらに、「相模湖に行けばバレエに触れられる、バレエを近くに感じられるという認識を広め、さらなるにぎわいを創出することで、地域活性化・観光振興の一助にしたい」と先を見据える。
チケットや最新情報は、今後開設予定のホームページやSNSで発信するという。