湘南ビーチFM(逗子市/尾前芳樹社長)で毎週月曜日、正午から放送の防災番組「Good Love 防災」が9月28日㈰、スタジオを飛び出してリアルなイベントを開催する。パーソナリティを務める元フジテレビアナウンサーの石本沙織さん(45)をはじめ、出演者は「防災を身近なものに感じて楽しく学んでもらえれば」と参加を呼び掛ける。
会場は逗子文化プラザ市民交流センター2階会議室。石本さんがMCを務めるトークショー、現役消防士が講師の火災予防教室、AED教室の3本立て。予防教室では火災が起きた時に取るべき行動についての話とともに、映像を見て火災の広がり方などを勉強する。AED教室では単に機械の使い方だけでなく、実際に119番に電話をする場面から始まり、「ライブ119」という映像通報システムを体験。指令室と映像でつなぎ、アドバイスをもらいながら心臓マッサージなどを行う。
最初から最後まで参加すると「ラジオ出演権」などが当たる抽選会が待っている。
時間は午前10時(9時45分開場/抽選券配布)から午後1時。事前予約制。
始まりは同じ思い
同番組は、現在スポンサーとなっている湘南菱油㈱(横須賀市)の大庭大社長(48)が昨年夏、同局に「防災の番組をやりたい」という話を持ち掛けた直後に、防災士の資格を持つ石本さんが、同局関係者に「防災の番組ができないだろうか」と相談をしたことから始まった。大庭社長の提案の翌日(8月8日)には日向灘地震が発生し、南海トラフ地震臨時情報が発表されたタイミングでもあった。
放送は現役消防士で「一般社団法人いのちを繋ぐGOODLUCK」代表理事の河野賢治郎さん(36)と、「一般社団法人火災予防のONELOVE」理事の柳田広太さん(33)が毎回テーマを持ち寄り、進行役の石本さんが話を広げまとめていくスタイル。1回5分という短い時間だが「継続することが大事で、防災のいろいろなことを知ってもらうきっかけになれば」と話す。
放送時間を正午に設定しているのは、「いずれ学校の給食時間に放送を流したいから」で、「子どもたちに放送を聞いてもらい、家に帰って家族で防災について話題になれば、より理解が深まるから」とその狙いを語った。
参加申し込み、問い合わせは湘南ビーチFM【メール】yamanaka@beachfm.biz。