今回のお話に入る前に、まずは開成町の公式マスコットキャラクター「あじさいちゃん」を紹介したいと思います。6月4日生まれの女の子で、年齢は永遠の5歳。カラフルながらやさしいトーンの色合いがとてもきれいで、あじさいちゃんの歩くところにはいつも人がたくさん集まります。そんなあじさいちゃんの目標は、『日本中のキャラクターとともだちになること』なのです―。
ハコネコ ボザッピィとおともだち協定締結

もともと仲良しのボザッピィとあじさいちゃん
開成町から車で1時間位のところにある「箱根小涌園ユネッサン」。周辺にはオフィシャルホテルもたくさんあり、毎日たくさんの観光客を受け入れています。
ここで暮らしているのが、「ハコネコ ボザッピィ」。箱のような姿から名づけられたネコです。
ボザッピィは温泉好きで、人なつっこい性格の人気者。サンバを踊るのがとても上手な上に、目が自分とそっくりなので、あじさいちゃんも前々から気になっていました。
- 注目! ボザッピィが「おともだち協定」を結ぶことで、遠くで活躍するキャラクターと交流を深めていると知ったあじさいちゃんは、「自分も協定を結びたい!」と立候補。2025年11月25日、箱根小涌園の総支配人と開成町長が見届け人となり協定締結の運びとなりました。
職員やスタッフさんも大忙し

協定式のシミュレーションをするホテルスタッフと町職員
2人の記念の日を盛り上げようと、小涌園のスタッフや町職員も大忙し。撮影用のバックボードの準備や協定書の作成、式典のシミュレーションを繰り返します。
協定書にペンを走らせる2人

慣れないペンで協定書にサインするあじさいちゃんとボザッピィ
11月の終わりということで、館内はXmasムードが漂っています。そんな中、紋付羽織袴という正装で登場したボザッピィも真剣にペンを走らせます。
- 注目! あじさいちゃんもボザッピィも、おともだちは全国にたくさんいますが、ボザッピィが正式に協定を結んだのは2人目ということで、あじさいちゃんもとてもうれしそうでした。
今後は両者が暮らすそれぞれの場所のイベントで連携したりSNSでの相互発信にも力を入れていくそうです。
人とのふれあいが旅の醍醐味、目的になる

笑顔いっぱい!みんなで記念撮影
式典では総支配人から「AIの進歩やDX化が進み、人と接することなく旅が完了する時代。しかし、一方で、だからこそ人とのふれあいが旅の醍醐味、目的となる時代でもある―」というお話がありました。地域で人と人をつなぎ、訪れる人たちの笑顔を広げる2人の協定は、その象徴なのかもしれません。キャラクターが果たす役割の大きさを感じさせるお話でした。
ハレの舞台を焼き付けろ!

式典の様子をカメラに収める町職員
あじさいちゃんのハレ舞台と総支配人のいい話に感動していた町職員。この瞬間を見逃すな、と言わんばかりに必死にシャッターを切ります。
町の日々の動きはこうして切り取られ、SNS等を通じて広く発信されていきます。地方の都市が将来に渡って活力を持ち、あり続けるには、何かをきっかけに町を知ってもらうことが第一歩。
それはイベント、キャラクター、風景、名産…、何がきっかけになるか分かりません。だからこそ発信続けることが重要で、あじさいちゃんも頑張っています。
ともだちがお家にご招待

お家にお呼ばれしてうれしそうなあじさいちゃん
協定式を終えて、すっかり意気投合した2人。ボザッピィはおともだちの証としてお部屋に招待してくれました。
おともだちの家に行くのが初めてのあじさいちゃん。最初は緊張していましたが、なんとかエレベーターに乗り込むと特別ルームへ。
- 注目! 部屋の中はかわいらしい装飾がいっぱい、どうしていいかわからないあじさいちゃんは、お返しにと、得意の正座を披露しました。
ルームツアーを満喫

わたしもお部屋がほしい!とあじさいちゃん
一休みしたらルームツアーの始まり。「オシャレなカフェみたい」と歩きまわるあじさいちゃん。本棚を指さして「これ知ってる!」とアピールします。
- 注目! すっかり気に入ったあじさいちゃんは、どうやら自分もお部屋がほしくなった様子。ボザッピィに頼んでみますが、ボザッピィは固まってしまいました。
みんなも遊びにきてね!

ボザッピィのお部屋は1日1室限定で泊まることができるそうです。あたたかみある空間で家族の思い出づくりにピッタリ。町長や総支配人も一押しのお部屋です。2025年11月に誕生したばかりということで、これから人気が出そうです。
「これからも、たくさんおでかけしよっと」
たのしい場所、たのしいイベントにお出かけして、これからも開成町をいっぱいPRすると意気込むあじさいちゃん。「開成町で待ってます!」











