コース概要
バス停「蓑毛」下車-髭僧の滝 徒歩約40分
コース難易度★★☆
アップダウンあり。急斜面の崖を横目に細い山道や橋を乗り越えてゆく中・上級者向けコース。より入念な山装備を
髭僧(ひげそう)の滝へは、バス停「蓑毛」ロータリーの向かい側道路にたたずむ大日堂(だいにちどう/秦野市蓑毛)、みのげマス釣りセンターを左手にぐんぐん林道を進んでいきます。
緩やかな登り坂が続きますが、整備が行き届いた林道で涼しく歩きやすいです。このエリアはかつてたくさんの民家が立ち並んでいたのですが、関東大震災の大雨による土砂崩れで流出したため、蓑毛の集落に移転したと言われています。
民家の名残である屋敷跡が確認できる歴史物語る「元宿(もとじゅく)」スポットです。
金目ダムまで急登や丸太橋スポット続く
林道を登りきると、いよいよ本格的な登山道へ。金目川(かなめがわ)が流れる丸太橋ポイントが見えてきますが、しばし急登が続くのでその手前のベンチでひと休憩してから出発するのも良いでしょう。
滑落注意!足元慎重に進みましょう
この髭僧の滝(ひげそうのたき)コースの要注意ポイントは、急斜面を横目に歩く、幅の狭い険しい登山道と高低差のある数か所の丸太橋を乗り越えなければならないこと。
ここからは滑落に注意して、足元慎重に進んでいきましょう。そのコース中、一番最初の丸太橋を渡ると、急な登り坂になります。途中、ヤビツ峠への分かれ道が現れますが、右へ。やや不安定に感じる丸太橋に注意&急斜面を横目にぐんぐん山道を進むと「金目ダム」が現れます。
山景色に癒される 金目ダムでひと休み
金目ダムで待ち受けるのは、色鮮やかなパッチワークの山が楽しめる絶景。急に視界が開けるので、随分山深く高いところまで登ってきたのだな、と振り返られる高台スポットです。かつて、たばこ産業が盛んだった秦野。収穫時季が異なる様々な種類の樹を植えた名残から、黄緑色や黄色、緑と美しいパッチワークが楽しめる山の絶景が楽しめます。
髭僧の滝に到着
そんな金目ダムから髭僧の滝まではもうひといき。途中、この蓑毛地区の環境整備に取り組む地域の方による手作り標識「もうすぐ!髭僧の滝入り口90m」をエールに進むと滝の音も大音量に。胸の高まりがピークにさしかかったところで…髭僧の滝が現れます。
長い髭の僧が修行した「髭僧の滝」
最後の丸太橋ポイントからは真正面に髭僧の滝を眺められる絶景&撮影スポット。髭僧の滝の名前の由来は、宝蓮寺(ほうれんじ)の胸まで伸びる長い髭を持つ春獄という僧がここの滝で修行していたということで名付けられたと言われています。
滝に近づくには、苔で滑りやすい岩々に要注意ですが、岩に腰掛けるとマイナスイオンを全身に浴びられて気分爽快。日常を忘れさせてくれるまさに神秘的な滝スポットです。
滝を眺めながらお弁当
休憩用のベンチが二つあるので、滝を眺めながら食べるお弁当タイムは格別です。スリル満点の山道&丸太橋を渡った先に待ち受ける、まさに秘境の滝です。
秦野の地場野菜を料理で提供している都内フランス料理店オーナーシェフは自然の命とその恵みに感謝するため、水行に訪れているという秘境スポット。