山口蓬春記念館(葉山町一色2320)で秋季企画展「花鳥風月-山口蓬春、日本の美を描く」が11月24日(日)まで開かれている。
「花鳥画の、作品の優劣は、その作家の自然への愛の深さと、観察の力如何とのみが決定すると謂っていい」とかつて語った蓬春。
展示では花や鳥、自然の風景などを主題にした代表作を通じて、その美しさや生命の輝きを再発見できるとともに、蓬春芸術の根幹にある「日本の美」とそこに宿る普遍性や独自性をじっくりと観賞する事ができる。
10月27日(日)には、スペシャルギャラリートーク「絵のなかの鳥を鳥類学的な視点で見てみると?」が行われる。鳥類画家で絵本作家の東郷なりささんが、蓬春が描いた鳥について解説する。午後2時から3時まで。参加費無料で、要入館料。定員先着30人で多目的室に集合。
開館時間は午前10時から午後5時まで。10月14日と11月4日を除く毎週月曜と、10月15日、11月5日は休館。入館料一般600円、高校生以下無料。問い合わせは同館【電話】046・875・6094へ。