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海老名市内唯一の地芝居・大谷歌舞伎を伝承しようと活動する「大谷芸能保存会」(鈴木守会長)が、10月13日(日)に大谷八幡宮(大谷南2の5の15)で奉納公演を行う。午後3時30分開演で、はやし連・舞踊部会の披露後、午後5時50分から歌舞伎が披露される。場合によっては開演時間が早まる可能性あり。観覧無料。希望者は直接会場へ。
毎年この時期に行われている同公演。今回の演目は「仮名手本忠臣蔵 七段目祇園一力茶屋の場」が披露される。
この他、はやし連部会が午後3時40分〜・4時35分〜・5時35分〜の3回、舞踊部会が3時55分〜・4時55分〜の2回と「秋田大黒舞」を3時30分から披露する。
伝統芸能を継承
「大谷歌舞伎」は市重要無形文化財や”かながわの民俗芸能50選”にも選ばれている江戸時代後期に始まった農村素人歌舞伎で、地域の伝統芸能。昭和初期に一時中断したが、終戦後に戦地から復員してきた大谷地区の青年たちが中心となり復活させた。
この地芝居を守ろうと公演などを定期的に実施しているのが、1969年に同好の士が集い発足した「大谷芸能保存会」だ。同会には歌舞伎以外にも囃子と舞踊の部会があり、日々稽古を行って伝統を紡いでいる。
鈴木会長は「日頃の練習の成果を見ていただきたい。ぜひご来場ください」と話している。
問合せは大谷芸能保存会事務局【電話】046・234・9799へ。