「アート」「音楽」をコンセプトに、衣笠地区全体の賑わいを高める初のイベントが明日26日(土)から始まる。魅力ある地域資源を活用し、市民間の交流促進や商店街活性などを目指す。
会場となる衣笠山公園、商店街、コミュニティセンターではこれまでそれぞれが独自にイベントを実施してきた。今回は共通テーマを掲げて地域全体として一体感を演出することで、来場者に街全体を回遊してもらうことを促す。
地区全体での企画実施を呼び掛けた市の担当課は衣笠山公園に点在する「木のオブジェ」に着目。折れた樹木の枝や切り株などを活用し、犬や豚などの動物を模して2010年から作られてきたもの。沿道に飾ることで、まるでミニ動物園のような感覚を味わえる。この試みがきっかけとなり、公園が再注目され始めた。今回のイベントではこのアート作品に加え、「動物」をテーマに森崎保育園の児童や衣笠中、三浦学苑の生徒らが廃材を再利用して制作したエコアートが来月4日(月)まで園内に登場。今月27日(日)には木を使ったチェーンソーアートの実演やライブステージも実施する。
商店街では26日(土)に横須賀高校生徒による音楽演奏とハロウィンパレード、27日(日)には「kinuten文化祭」と題し、飲食や物販ブースを展開。田浦泉町在住の土器作家、薬王寺太一さんによるアニマル土器づくり体験も開く。コミュニティセンターでは25日(金)と26日(土)、動物をテーマとした陶芸やパッチワークの作品展示などを行う。
詳細は市企画課【電話】046・822・8121